ブリタニカ百貨事典(1815年発行)はいかがですか?
久しぶりにアンティークディラー、Sさんとお会いしました。
相変わらず、Sさんは教えたがりの素敵なオジ様でした
3階の彼のお店※に行くと、ダンボールに入った古い本が・・。
どうやら本日の講義(?)はアンティークブックについてのようです(笑)。
彼はおもむろに「PUNCH」という本を取り出すと、いつもの調子で説明を始めました。
※Sさんのお店は、イギリス中部のとあるアンティークセンターの3階にあります。
Sさんによると・・
1842年に創刊されたパンチマガジンはその時々の社会や人物などを風刺した本で、名の通った大学の図書館には大抵置いてある・・のだそうです。
彼は日本の大学にもあるハズだと主張するのですが・・、う~ん、それはかな~り怪しいです
(「不思議の国のアリス」の初版本のイラストを描いたジョン・テニエル(John Tenniel)もパンチマガジンで多くの挿絵を描いています)
ところで・・
彼はパンチマガジンが創刊された年(1842年)から1935年までのおよそ90年分150冊を所蔵しており、それらを分散させることなく同じ方にお売りしたいのだそうです。
(・・ってすごい量だと思うのですが)
また今回は見る事ができませんでしたが、1815年発行のブリタニカ百科事典全20巻も所蔵しており、これらもまた分散させる事なく・・(以下同文) 。
(これもなかなかな量です~)
この過去の遺産を分散させずに未来へ繋ごうとするこの考え方、何となくナショナルトラストに通じるような気も・・(笑)。
パンチマガジン約90年分150冊
ブリタニカ百科辞典全20巻(1815年発行) を購入されて
イギリスの文化遺産(?)を守りたい・・という奇特な方(購入希望の方)、どなたかいらっしゃいませんか~??
お問い合わせをお待ちしていますデス~。
アンティークブック、イロイロ
パンチマガジン
100年以上前にテントを張ってキャンプをしていたなんて、驚きです。