初めてのアンティーク ~ライティングビューロー~
生まれて初めて買ったアンティーク、それがこの写真のライティング・ビューロでした。
今からカレコレ15年前のことです。
このライティング・ビューロに出合わなければ(少しオーバーですが・・)人生が変わっていたかもしれません。
少なくてもアンティーク関係の仕事はしていなかったかもです。
一見飾り棚に見えますが、鍵の付いた扉(?)を前に倒すとその部分が机の天板になります。
元来手紙などを書く為の簡易机で、(机の)奥には封筒などを収納する棚があります。
でも正直に言うと、実用的な部分よりも“引き出しのつまみがバラの花”だったり“足が貝”だったり・・のキュートな彼女のルックスにヤラれてしまったのです。
一目惚れです
トーゼンその場でお買い上げ・・です(笑)。
当時はアンティークのア・・の字も知らなかったワタクシですが、しばらく経ってから彼女はアールデコ期にイギリスで生まれた事、そしてこれは今の家でに暮らすようになって初めてわかった事なのですが・・
実は彼女の背の部分はまっすぐではなく、足の部分が大きくL字型に欠けています。
日本に住んでいた時には気にも留めていなかったのですが、これはイギリスの家に家具を置いた時(家具の)背を壁にピッタリ付ける為の仕掛けでした。
一般的なイギリスの家は壁と床の境目に「奥行き1cm・高さ10cm」ほどの出っ張り(語彙数が乏しくて名前がわからないです・・。すみません)がグルッと部屋を囲んでいます。
我が家の場合は古い家のせいか、出っ張りが「奥行き1cm・高さが17cm」と最近のものより大きいのです。
結論・・
古い家には古い家具・・に限ります(笑)。
机を開いた状態
机を開いた状態のアップ