イギリスのクリスマスツリーは生木!
クリスマスの準備を始める時期が早まっているようです。
イギリスに住み始めた10年前は12月の声を聞く前にツリーを立てるなんてありえないことで、大抵のお宅ではクリスマスの2~3週間前にツリーを飾ったものでございます( 遠い目・・)。
※最近は早いお宅ですと11月の終わりにツリーの飾りを済ませてしまうようです。
さてさて・・
去年まではフェイクのクリスマスツリーに甘んじていた(?)我が家ですが、今年はなん~と! 生木クリスマスツリー・デビュー(予定)なのですぅ!
気分はワクワク♪ドキドキ♪ルンルンルン♪♪キャハッ (←後ろの方は死語です、たぶん)
イギリスではこの時期、アチコチで大量のツリー用の木を目にします。
人々はその中からお気に入りの一本を選んで購入しクリスマスに備えるのですが、初めて見た時はめっちゃ驚きました。
・・と申しますのも
木は幹の根元でスパッと切られ、根が付いていないのです。
大量のツリーから気に入ったカタチのものを選びます~
よく見ると木は根元で切られていてビーチパラソルの台座に似たホルダーに挿されているのですが、この光景、ちょっと生花っぽい感じです(笑)。
アミアミマシーン(←勝手に命名)にお気に入りの木を通すと・・
ジャーン!(←昭和的表現)
持ち運びがめっちゃ簡単に~
ありゃりゃ・・!?
友人に良さそうなグリーンショップを聞いたり行ったり見たりしているうちに、いつの間にかクリスマスまで1週間を切っていますぅ~
♪あなたを~ さがしてぇ~
此処まで来たのぉぉ~
恋しい~ あなた~ あなたぁぁ~
今~何処にぃぃぃぃ~♪
西崎みどりさんの旅愁。作詞は片桐和子さん、作曲はあの平尾昌晃大先生です~。
イギリスでクリスマスツリーを飾る習慣が始まったのはビクトリア時代。
元々ドイツの習慣だったクリスマスツリーをビクトリア女王の夫君アルバート公(ドイツ生まれ)が結婚の際にイギリスに持ち込んだもの。
その数年後、クリスマスを祝う王室の様子がイラスト入りで「イラストレイテット・ロンドンニュース」に紹介されたのをきっかけにこの魅力的な習慣は人々の知るところとなり、ビクトリア中期には広くイギリス全土に広まったそうな・・。