イギリス料理はまずい?~ミセスビートンのお料理ブック~
MRS.BEETONS EVERYDAY COOKERY AND HOUSEーKEEPING BOOKより
んー・・、美味しそうですぅ~
上の写真はビクトリア時代のカリスマ主婦、ミセスビートンのお料理ブックの中の1ページ。
このお料理ブックを見る限り、ヴィクトリア時代のお料理はとても美味しそうです。
思わずヨダレが・・(笑)。
さてさて・・
一般的にイギリス料理はまずい!と言われていますが、一体いつからそんなコトになってしまったのでしょう?
最近のコト?
いえいえ・・
実は「不味いイギリス料理」、アンティーク並みの長~い歴史を持っているのでございますデス。
今から130年前の1878年、イギリス第2の都市マンチェスターでとある会議が開催されました。
なんと!
イギリス女性の料理下手・・を憂いた時の有識者たちが「家政学会議」なるものを開いたのです。
単に「家事」と呼ばれていたイロイロがこの会議で「家政学」という立派な名称を与えられ、料理・掃除・裁縫などを学校で教えることが(この会議で)承認されました。
この決定を受け、翌年から小学校で料理と清掃のコースが始まったそうなのですが・・。
現代のイギリス料理事情から察するに、もしかしてあまり効果がなかったかもです・・
マダムビートンが提案するヴィクトリア時代のお料理の数々。
本当にまずいのかハタマタ美味しいか、どなたか勇気のある方、試されてみませんか~?
◆ミセス ビートンのお料理ブック ~1880年~
カラーイラストが素敵です。
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