
用事があって、我が家から車で30分くらいのところにあるシューズベリーという街に行ってきました。
イギリスらしい真っ赤な電話ボックスの後ろの建物は、進化論で有名なダーウィンが通っていた学校で、現在は図書館として使われています。
今回は外から眺めた・・というか通り過ぎただけですが、大分前に今もそのまま残してある当時の教室に入ったことがあります。
壁や机には当時の子供たちが書いた(彫った)沢山の落書き。
まるでついさっきまで子供たちがそこに居たかのようでした。
でも落書きの主たちは誰一人この世に存在しない不思議・・。
アンティークを手にした時と同じような気分になったのを思い出しました。
ちなみに・・
この学校はキリスト系です。
キリスト教では神が人間を作ったことになっているので、進化論は如何なものかと・・
(神への冒涜のような気がするのは私だけでしょうか??)

学校の前のダーウィン像。

お昼はパブでフィッシュ&チップス♪
よく考えると(考えなくても?)不思議です~。
今ではす~っかり慣れましたが、イギリスで暮らし始めた当初は頭の中が????でした(
遠い目・・)。
それはズバリ!(←死語です~)外食です。
例えばメニュー・・
前菜は「スターター」、メインデッシュは「メインデッシュ」で同じですが、なぜかデザートは「プティング」、そして極めつけはフルコースを「3コース(高級レストランでは5コースや7コースなどもあります)」と呼ぶことです。
ちなみに前菜とメイン、もしくはメインとデザートだと「2コース」。
どうも皿の数=コースの数・・みたいです(笑)。
前菜をスターター・・はまだ何となく意味がわかりますが、なぜにデザートがプティング??
私のイメージのプティングはプリンなどの蒸菓子っぽいものなのですが、ここではアイスクリームでもケーキでも何でもデザートだったらプティングなのです~ 
そういえば・・
食に関してもう一つ不思議な習慣が・・。
それはコーヒーや紅茶などの飲み物はデザート(プティング)の後に頂くという事。
(ポッシュなレストランだとデザートを食べ終わった後、ソファー席に移動してコーヒー(紅茶)タイムということも・・。)
最初のうちは甘いデザートを飲み物無しで頂く事に違和感があって、わざわざお願いしてデザートと飲み物を一緒に持ってきてもらっていたのですが、ここ数年はイギリス式(?)にデザートの後に飲み物を頂いています。
日本人的には不思議かもですが、この習慣、慣れるとなかなかグッドです。
・・が、
今日お邪魔したレストラン「The Crown Country Inn」、デザートと飲み物をなぜか一緒にサーブ・・。
お願いしていないのに一緒に出てきたのは初めてです、たぶん。
うっかり間違えたのでしょうか?
う~ん・・、謎ですぅ 

《The Crown Country Inn》

《入ってすぐのパブエリア》

こんなお部屋も・・。

《スターター(前菜):鴨l料理》

《メインデッシュ:お魚のフライ》

《プディング(デザート):クリーム・ド・ブリュレ》

《コーヒー》
星は付いていませんが、ミシュランガイドに掲載されているくらいなのでフツーに美味しいです。
・・が、
一つ一つの量が多すぎて食べ切る前に飽きてしまいます・・。
同じ味のお料理をドバー・・ッと盛り付けないで、イロイロなお味のものを少しづつ盛り付けて頂けたら嬉しいのですが・・。
店名:The Crown Country Inn
住所:Munslow Nr Craven Arms, Shropshire, SY7 9ET
電話:01584-841205
FAX:01584-841255
HP :www.crowncountryinn.co.uk
3コース(前菜・メイン・デザート)&コーヒー+チップで£26(日本円で5500円くらい)
甘かったです・・ 

二匹目のドジョウはいませんでした。
この間の行ったお店が思ったよりイケたので、そこそこのお味のお店だったら簡単に見つかるような気になっていました。
・・が、
ここは世界一料理がマズイ!と言われるイギリス。
そう簡単に美味しいものにありつけないのですぅ~。
いつでも思い立った時に予約なしで美味しい食事が出来るお店・・がココロの底から欲しいです・・ 
近場で!手軽に!美味しいごはん~っ!!!
このささやかなハズの願望が大いなる野望に聞こえてしまうのはナゼでしょう?(笑)
さてさて・・
今日お邪魔したお店ですが、(デコレーションのセンスはイマイチながら)内装もカワユかったしパブリカンのオジさまもフレンドリーで陽気な方でしたが、お料理があまりにフツー・・でした。
(デザートも多分ホームメイドではないと思います)
キョロキョロ・・
店内にはビールを飲む数人のイギリス紳士の姿。
皆さんお一人でいらっしゃっているようです。
(時間的な事を考えると)定年を迎えられた方々でしょうか?
そして店の奥の秘密の小部屋(?)では一杯やりながらゲームに興じるオジさま方が・・って、先ほどまでカウンターの中で働いてらしたオジさままでゲームをされているではあ~りませんか(←死語です~)。
そうです、ここはパブでした!
お酒やおしゃべり&ゲームを楽しむところで、決して食事自体を楽しむ場所では・・。
(じゃぁレストランのお料理がマズイ場合は?・・などと聞かないよーに!)
さぁ・・て、ワタクシもビールを買ってゲームでも・・。

Arleston Inn Hotel 。
こんなところに本当の本当にあるのでしょうか?
・・と運転しながら不安になるくらいど田舎にポツン・・と建っています。

お店のお隣は馬場です。

多分、お店で飼われている猫ちゃん。
めっちゃ人懐っこいです。

コート掛け。
お客様のお帽子でしょうか?
いかにもイギリス紳士~なお帽子です。

カウンター。
ここでお金を払って飲み物を注文します。
う~ん・・、クリスマスの飾りがまだそのままです・・ 
1月6日までに片付けないとバットラックが起こるデス~。

暖炉の前の席。
ヨイ感じです~。

奥のレストランエリア。

コンサバトリー(日本の温室?)のレストランエリア。

秘密の小部屋(?)の入り口。

ゲームに興じるパブリカンのオジさまとお客さん。

サーモン。

プディング(イギリス人はデザートをプディングと呼びます)。
店名:Arleston Inn Hotel
住所:Arleston Lane, Arleston, Wellington, Telford, Shropshire TF1 2LA
電話:(01952) 501881 Fax:(01952) 506429
HPアドレス:http://www.thearlestoninnhotel.co.uk

世界遺産として有名(?)な、アイアンブリッジに行ってきました~。
本当は「コールブルックデール橋」という立派な名前があるのですが、「世界最古の鉄の橋」ということもあり一般的には「アイアンブリッジ」という名前の方が有名です。
この橋は名前の通り「鉄」で出来てはいるものの、実は溶接されていません。
木の橋を作ると同じように「鉄」を組み楔などの部材で固定した、「鉄」を「木」に見立てて作ったユニークな橋なのです。
橋の完成は1779年。
200年以上も前に川に「鉄の橋」を架けてしまったイギリス人、本当にアッパレ凄いです~
その頃日本は江戸時代真っ只中。(江戸時代は1867年まで)
頭にチョンマゲ乗せてました・・ 

ところで・・
1986年にユネスコによって世界遺産に登録されたアイアンブリッジ(を含むアイアンブリッジ渓谷)は、特産品も名物も特別な見所もないこの辺りで唯一外国人観光客が訪れる世界的(?)観光地です。
橋の近くではアイアンブリッジマーク入りのマグカップやキーホルダーなどを販売する店もあり、観光気分を盛り上げてくれます 
(でもでも、欲しい方いらっしゃるのでしょうか??)

アイアンブリッジマーク入りのバスです~。
さてさて・・
産業革命発祥の地として大いに栄えたアイアンブリッジとその一帯ですが、時代の流れと共に廃坑や工場跡がそのまま放置され、いつの間にかゴーストタウンに・・。
その後も街は荒れる一方だったのですが、元々あった施設などを利用した博物館が次々とオープンし、現在は観光の街として生まれ変わりました。
私のお気に入りの場所のひとつ、「ビクトリアンタウン」もこの博物館の中のひとつです。
皆さん~!
「湖水地方」や「コッツウォルズ」だけでなく、(超)マイナーな世界遺産「アイアンブリッジ」もどうぞ宜しくお願いしますデス~ 


このパブの近くに車を止めました。

アイアンブリッジに向かって、坂を上ります~。

このお店のお勧めは「ポークパイ」・・らしいです。

さぁ、渡りますデス。

橋の逆側から見た景色。美しいですぅ~
今日の晩ごはんはこちらです 