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イギリス、アンティークな暮らし。

15世紀に中世の廃船を利用して建てられたという”Old Court”に暮らしてから、以前にも増して古いモノに愛情を感じるようになりました。 イギリス在留19年のアンティークディーラーの日々の暮らしのアレコレ。商品の買い付けや愛用のアンティーク、お気に入りのお出かけスポットや観光地、料理のレシピ等々・・
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店長宅の ガーデン

庭のブラックカラント(カシス)でアイスクリーム♪

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庭のブラックカラントが鈴生りです。

以前は毎年ジャムを大量(10kg以上!)にこしらえていたのですが、オットはご飯党ゆえあまりジャムの需要がなく、ここ数年は5~6瓶作る程度で残りは腐るに任せていました。
勿体無いので(?)今年もお友達のHちゃんと彼女の天使ちゃんたちにピックに来てもらいました~。


さてさて・・
天使ちゃんたちに籠を渡すと彼等は一目散に我が家の果樹園へ・・。
食べては籠に入れ、籠に入れては口にも入れ(笑)、大はしゃぎ!です。
30分もしないうちに籠はブラックカラントで一杯になり、天使ちゃんたちは満足げな笑顔。
余程美味しかったのか(面白かったのか?)、嬉しいことに翌週も来てくれることに・・ はぁとvv


ー そして翌週 ー

天使ちゃんたちが摘んだブラックカラントは、Hちゃん手作りの「ブラックカラント・アイスクリーム」となって帰ってきました~ にかー!
Hちゃんが最近購入したというアイスクリームメーカーで作ってくれたそのアイスクリームはめっちゃ美味しく、そのお味に感動したオットが

アイスクリームメーカーを新調 する事を決意!


ブラックカラント yajirusi002 手作りアイスクリーム yajirusi002 アイスクリームメーカー

思わず子供時代に読んだ「わらしべ長者」のお話が脳裏をかすめたワタクシでした(笑)。



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仕上げにジャムでハートを描くだなんて、なんて素敵なアイデア!


ヒラリーのカシスアイス

アイスディッシャーとアイスクリームカップは1950年頃のものです~。
ちょっとレトロな感じが可愛いのですぅ~ ラヴ


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伝統的な食べ物やレシピ等

ミセスビートンと不思議の国のアリスはウミガメモドキでつながっている?!

お友達ファミリーと出かけたキャンプ場でうさぎ穴ハッケ~ン!ミッフィー

思わず妄想の世界へ・・(笑)。
気分は(気分だけは?)不思議の国のアリスなのですぅ  にかー!


「大変だ、遅れちゃう!」

フロックコートを着て懐中時計を覗き込むうさぎ・・を追いかけ、(うさぎ穴に飛び込み)キミョーな世界に迷い込んだアリスの冒険を描いた1865年出版のルイス・キャロルの児童文学「不思議の国のアリス」。
不思議の国でアリスは時間を怒らせてしまった帽子屋や首チョンパ(←死語です~)がやたらに好きな女王様、想像上の生物ウミガメモドキ(MOCK TURTLE)など等・・一癖も二癖もありそうな住人たちと出会い・・

このウミガメモドキ、想像上の・・などと申しますと何やら神秘的な雰囲気が漂うのですが、実はお料理の名前から生まれたイキモノ。
そのお料理とはズバリ!(←死語です~)「MOCK TURTLE SOUP」、訳すと「擬似ウミガメ(ウミガメモドキ)スープ」。
高価なウミガメスープの代わりに考え出された代用料理で、かのミセスビートンのレシピにもしっかり載っている人気(?)メニュー。
不思議の国のアリスもミセスビートンの本も発行は共にビクトリア時代中期。

う~ん・・
「ウミガメモドキ」という生物は存在しないので確かに想像上のイキモノなのですが、神秘的というよりどこか情けない印象なのはナゼでしょう~?(笑)


ウミガメモドキ・スープの材料(10~12人分)

仔牛の頭 1/2
バター 1/4lb
ハム 1/2lb
刻みパセリ テーブルスプーン2杯
レモン・タイム・スウィートマジョラム・バジル 少々
玉ねぎ 2個
(もしあったらマッシュルームを少々)
シャロット 2
小麦粉 テーブルスプーン2杯
マデラ酒かシェリー酒 1/4本
肉団子
カイエン
塩とメース
レモン汁 1個分
オレンジ 1個
砂糖 デザートスプーン1杯
スープストック 3クォート(3.42L)

「MRS BEETN'S ALL ABOUT COOKERY(1894年)」より


ちなみに1920年代に発行された「MRS BEETON’S EVERY・DAY COOKERY」のレシピでは仔牛の頭は缶詰に変更されています。
ナマの仔牛の頭を使用した1894年のウミガメモドキスープもすごいですが、1920年代の仔牛の頭の缶詰にも驚きですぅ~。


ミセスビートンの料理の全て/MRS BEETN'S  ALL ABOUT COOKERY(1894年)
MRS BEETN'S ALL ABOUT COOKERY(1894年)


ミセスビートンの料理の全て/MRS BEETN'S  ALL ABOUT COOKERY(1894年)
ウミガメモドキスープはよほど人気だったのか、普通バージョンとエコノミーバージョンの2種が・・(笑)。


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MRS BEETON’S EVERY・DAY COOKERY(1920年代)


MRS BEETON’S EVERY・DAY COOKERY
仔牛の頭の缶詰・・ ・・・汗


素朴なギモンなのですが・・
仔牛頭1/2って、やはり縦切りなのでしょうか?
縦切り・・ですよね。
ひえぇぇ~!(←死語です)


こほん・・(気を取り直して・・)
お話が(大幅に!)脱線してしまいました~。

ところで・・
アリスが迷い込んだ不思議の国はNursery Rhymes(ナーサリー・ライム)や慣用句、ことわざが満載の言葉遊びの世界でもあります。
(イギリス人のちょっぴりダークなユーモアセンスを理解したい方、必見!です イギリス
件の帽子屋はとあるティーパーティで「きらきら星」の替え歌をむちゃくちゃなリズムで唄って(He’s murdering the time.※)時間を怒らせてしまった為に彼の時間はティーパーティーのまま止まってしまったのですが、それはそれで楽しいかもです(笑)。

murder:殺す/台無しにする/ぶち壊す
time:時間/リズム/テンポ
帽子屋がやったことは「He’s murdering the time.」、つまりただ無茶苦茶なリズムで歌を唄っただけなのですが、その行動は即ち「時間を殺そうとしている」ことになり、怒った「時間」が帽子屋の時間をを止めてしまったという・・
うぎゃぎゃ・・、ワタクシの説明のテンポ(time)が悪いせいでまたまた時間を怒らせてしまいそうですぅ~ !絵文字名を入力してください



ナーサリー・ライムは日本人には余り馴染みがないかもしれませんが、これはイギリスの子供なら誰でも知っている言葉遊びで、しりとりのようなものです。
しりとりと違うのは最後の一文字ではなく言葉の後半(の音が)が同じものをあげていくこと。
結構高尚な遊びです(笑)。
実はワタクウシ、友達の子供(イギリス人6歳)に全く敵いません・・。

・・! !ビクッ

もしかして
大ムカシに流行った(?)「BUT! BUT!おーごんBAT!!」・・もライム?(←違います)


↓本物のライム

Humpty Dumpty sat on a wall.
Humpty Dumpty had a great fall.

ハンプティ・ダンプティが塀の上♪
ハンプティ・ダンプティが落っこちたぁ~

フムフム・・
思わず歌いだしたくなるよな軽快なリズムです heart


そういえば・・

「インテル、入ってる
・・というCMを日本で見たこと(聞いたこと?)があるのですが、

インテル、インサイド」
がオリジナルであることをこちら(のCM)で知って、

訳者のセンスにめっちゃ感動 したものです( ・・・ 遠い目・・)。


言葉遊びの世界も面白そうですが・・
できればワタクシ、どうせ迷い込むならお菓子の国がヨイです~ カギカッコ
(ヘンデルとグレーテルですぅ~)




物語の案内役とでも言うべきこのうさぎ、日本ではジョン・テニエルの「チェック」のフロックコートを着たうさぎが有名ですが、実はこのコート、イラストレーターさんによって色やデザインがビミョーに違ったりします。
矢印 下 比べてみるのも面白いかもです~。


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イラスト/ジョン・テニエル


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イラスト/HARRY ROUNTREE


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イラスト/RENE CLOKE


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イラスト/不明


1861年の初出版から現在まで約150年間に渡り版を重ね続ける、ビクトリア時代のカリスマ主婦ミセス・ビートンの超ロングセラーの料理(家政)の本。
発行された時代により 挿絵や掲載広告のデザイン等が変わることからコレクターも多いです。
ウミガメモドキスープを作ってみるのも面白い・・わけないですよね~(笑)。


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