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イギリス、アンティークな暮らし。

15世紀に中世の廃船を利用して建てられたという”Old Court”に暮らしてから、以前にも増して古いモノに愛情を感じるようになりました。 イギリス在留19年のアンティークディーラーの日々の暮らしのアレコレ。商品の買い付けや愛用のアンティーク、お気に入りのお出かけスポットや観光地、料理のレシピ等々・・
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店長宅の ガーデン

イギリスのガーデンパーティーの必須アイテムとは!?

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夏のガーデンパーティー用のテントを買いました。
ずっと欲しかったヴィクトリア時代のテントと同じデザインで、サイズは少し大きめです。

なぜにお庭にテントかと申しますと・・
お天気の変わりやすいイギリスでは、ガーデンパーティーの途中で雨に降られることもしばしば・・。
そんな時にテントは緊急難場所として実にヨイ働きをしてくれるのです💕

尤も一般的なガーデンパーティーなら(雨が降ったら)室内に全て移動してしまえばヨイだけのハナシなのですが、困ってしまうのがバーベキューパーティーの場合です。

雨の中ではバーベキューはできないので、お客様への食べ物の供給が滞ってしまうのです (;^_^A
そんな時もテントがあれば(テントの中で焼けるので)大丈夫!

これで安心してお客さまをお招きできますぅっ✨


店長宅の インテリア

ヴィクトリア時代にタイムスリップ♡

お客様がいらっしゃるので、ゲストルームのコーヒー&ティーサービス(コーヒー&ティーポットセット)+ティーケトルを磨くことにしました。

ゴシゴシゴシ・・(この間、およそ20分~)

ピカピカになったので、写真を取ってみましたー (^ー^)/

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見ての通り、我が家のゲストルームのテーマは英国のヴィクトリア時代 🇬🇧

コーヒー&ティーサービスは勿論、写真のソファーセットも後ろの女のコの絵も私が大好きなヴィクトリア時代のものです💕

お家の年齢(一番古い部分は1500年代に建てられ、その後1700年代に外壁総取り換えの大修理をしたらしい)に合わせ殆どの家具が重めなので、ゲストルームがウチの中で一番ショップ(ヴィクトリアンキャットアンティーク)で扱っている商品が似合うかもです✨





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リクエストをいただいたので、ゲストルーム(その①)のベッドの写真をアップしてみました💕
(ベッドの足元に5つ前にアップしたモスグリーンのソファーセットが置いてあります)

このベット、見つけるのが本当の本当に大変でした(しみじみ・・)。

アンティークのベッドがペアの状態で市場に出ることは稀な為、アチコチのオークションやアンティークショップ、ハウスクリアランス等を探し回り、結局ゲストルームにベッドを設置することが出来たのはお家を買ってから2年くらい経ってからでした😓

でも頑張った甲斐があって、ほぼイメージ通りのお部屋になりました~\(^ー^)/


ちょっぴりディープなイギリスの話

ヴィクトリア時代の霧は黒かった!?

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街並みが霧に白く霞んで、何ともロマンチックです😍

こんな日はフロックコート(不思議の国のアリスの3月うさぎが着ているコート)にトップハットのヴィクトリアンな英国紳士と肩を寄せて歩いてみたいものです💕💕


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▲まだクリスマスのイルミネーションが片付けられていません・・(;^_^A

そういえば・・
ヴィクトリア時代には”黒い霧”が頻繁に発生したそうです。

・・というのも、
当時はエネルギーを石炭を使用していたので、例えば工場の機械も汽車も船も家庭の暖炉もありとあらゆるものが石炭を使用していたので、排煙のせいで常に街は黒い霧で覆われていたのだとか・・。

黒い霧の中を歩くと当然、身体もお洋服も黒く煤け・・

あら、イヤですぅ~
話が全然ロマンチックじゃない方向にいってしまいましたー・・💧


伝統的な食べ物やレシピ等

ヴィクトリア・スポンジ(ヴィクトリア・サンドイッチ)ケーキの作り方

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お節もいいけど、そろそろケーキなんぞいかがでしょう?

ここ数日、♪お節もいいけど、カレーもね♪・・のフレーズが頭の中でリフレインしているウカジです(笑)。

若い方はご存じないかもですが、これはムカシお正月に流れていたインスタントカレーのCMのフレーズなのです(遠い目・・)。

・・というワケで(?)
本日はインスタントカレー並みに簡単な私の大好物、ヴィクトリア・サンドイッチ・ケーキの作り方をご紹介💕


唐突ですが・・
イギリス人はとても気軽にケーキを焼きます。
それは誰でも美味しいケーキを作れる魔法のレシピを知っているから。

アフタヌーンティーによく登場するヴィクトリア・スポンジ(ヴィクトリア・サンドイッチ)を始め、パウンドケーキ等のケーキを彼らはたた一つレシピで作ってしまいます。

それは卵・バター・砂糖・小麦粉を同じ量ずつ混ぜるというもので、基本になるのは卵の重さ。

全部ボウルに入れて本当にただ混ぜ合わせるだけなので、焼き時間を入れても30分くらいで出来上がります(バタークリームはケーキが冷めてから塗ってください)。

ところで・・
日本人向けにアレンジされていないイギリスのケーキを初めて口にした方は、その舌先が痺れる程の甘さとスポンジの重さに驚くかもしれません。

でも決して決してお砂糖やバターを減らしたり、一般的なケーキレシピにあるように卵白を泡立てたりしてはいけません❗️

そんなことをすると(悪い意味で)洗練されてしまい、折角のイギリスのケーキらしさが失われてしまいます。

(万人向けのお上品な味ではツマラナイ☆)
甘さと重さLOVE♡になるのにそう時間はかからないので、まず最初のひと口を召し上がれ💕

ひと口毎に濃厚なバターの香りとじんわりとした美味しさが広がる黄金比ケーキをこの機会にぜひお試しください。


ヴィクトリア・サンドイッチの(ヴィクトリア・スポンジ)の作り方

下準備

・小麦粉をざっとふるい、バターは室温に戻しておく。
(バタークリーム用のバターも室温に戻しておく)
・型にバター(分量外)を塗って、冷蔵庫で冷やしておく。


作り方

❶ボウルに卵を4つ割り入れて、重さを量る。

❷ボウルに卵と同じ重さのバターと砂糖と小麦粉を入れて、滑らかになるまでかき混ぜる。

❸イギリスのサンドイッチ・チィン※もしくは普通のケーキ型に流し込んで、180度に予熱したオーブンで20~30分焼く。

❹ケーキを型から外し網に乗せ、冷めたら間にジャムとバタークリームを挟む。

❺ケーキスタンド等に盛ってサーブする。
テーブルで取り分ける際に、シフタースプーンを使ってケーキの上にお砂糖を振ってください。

こういった場合、日本では粉砂糖を使いますが、イギリスではキャスターシュガー(フラニュー等と普通のお砂糖の間くらいのもの)を使います。
ザラっとしたお砂糖の舌触りがどこか懐かしい♡


サンドイッチ・チィンは厚さが薄いケーキ型です。
普通はケーキの間にクリーム等をはさみたい時、ケーキが焼きあがってから半分に切りますが、これははじめから半分の厚さのケーキを焼くことで切る手間と焼き時間を節約します。
同じ型を2つ使って焼きます。


他のレシピもご覧になりたい方は・・
http://victoriancat.net/living/kurashi_no_recipe.html(PCページ)


伝統的な食べ物やレシピ等

ヴィクトリア時代のクリスマスレシピ(ミセス―ビートン)

ミセスビートンのクリスマスレシピ

今から100年以上前のヴィクトリア時代(1837-1901年)、人々は一体どんなクリスマスディナーを食べていたのでしょう?

現在当店のホームページではヴィクトリア時代のカリスマ主婦、ビートン夫人が書いた”ミセスビートンの家政書”からローストターキーやクリスマスプディング等の当時のXmasレシピを紹介しております🎄🍴

レシピページはウカジ所有の”ミセスビートンの家政書(1880年版)からですが、実はウカジはこの本以外にも発行年違いで何冊か同じタイトルの本を持っていたりします。

・・と申しますのも、
ミセスビートンの家政書は発行年が違うと、例え同じメニューであっても作り方や材料が違っていることがあり・・

・・おっと、ハナシが脱線してしまいました😅

HPには本のレシピページをそのまま掲載しているので、普段なかなか目にする機会のない古い洋書の雰囲気をぜひお楽しみください💕


💡 ミセスビートンのクリスマスレシピはこちら≫
※PCからご覧ください。

💡 当店で現在販売中のミセスビートンの家政書(1880年版)はこちら≫


お気に入りのお出かけスポットや観光地

ロンドンのシャーロックホームズ博物館(の隣のショップ)


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▲左の入り口がシャーロックホームズ博物館で右側がショップ

歯医者さんに行った帰りに、久しぶりにシャーロックホームズ博物館(の隣のショップ)に行きました。
(実はウカジ、インプラント治療でロンドンまで通っているのです)


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▲世界中から集まったシャーロキアン達で込み合ってます

歯医者さんはハーレーストリートにあるので、シャーロックホームズ博物館のあるベーカーストリートまでは歩いても15分程と遠くはないのですが、歯医者さんを出たのが5時過ぎで博物館の閉館が6時。

今回はゆっくり見学をする時間はなさそうなので(今日も博物館には沢山人が並んでました~)、今日は博物館の隣にあるショップだけ覗いてみることに・・。


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▲お店の女性スタッフ

きゃーん♡
やっぱり可愛い!!

このお店のディスプレー、とってもヴィクトリアンで大好きなのです。
お店のスタッフもヴィクトリアンな装いで迎えてくれます。
(写真のメイド服の女性は、商品を並べたり補充したりしていました)


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▲入り口から見た店内はこんな感じ

博物館を見学する時間がない方も、手軽に(無料で♪)シャーロックホームズ気分が味わえるのでおすすめです♡
お土産もイロイロあるので、見ているだけでも楽しいと思います。

シャーロックホームズのお洋服を着た小さなテディベア(20ポンド)可愛かったです(写真に写った大きなカゴに積まれているのがホームズベアです)。
ホームズが持っていそうな懐中時計(30ポンド)もヨイ感じでした。


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▲自分へのお土産

ちなみにウカジは”Sherlock Holmes 221b Baker STREET(シャーロックホームズ 221b ベーカー ストリート)”って入ったポストカード(1ポンド)と”BAKER STREET W1 LONDON ENGLAND(ベーカー ストリート W1 ロンドン イングランド)”ってプリントされた、冷蔵庫にくっつける小さなマグネット(7ポンド)を買いました。

地名入りの土産物は永久不滅の定番なのです( ̄^ ̄)V


シャーロック・ホームズ博物館
所在地 :221b Baker St, Marylebone, London NW1 6XE
開館時間:9.30am - 6pm (クリスマスを除く毎日)
入場料 :大人6ポンド、子供4ポンド
電話 : 020 7224 3688


もっとシャーロックホームズのショップ写真をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
シャーロックホームズ博物館の写真をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。

他の観光地やアフタヌーンティーの写真をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。


お気に入りのお出かけスポットや観光地

中高年のコスプレの祭典!?~ヴィクトリアン・フェスティバル~

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▲コスプレ中

英国ウェールズ地方の街Llandrindodでは、毎年8月の最終週にヴィクトリアン・フェスティバルが開催されます。


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▲街を闊歩中のカップル♪

フェスティバルではヴィクトリア時代に関係のある様々な催し物があるのですが、その中でも衣装コンテスト(コスプレ・コンテスト?)は人気で、期間中は当時の衣装に身を包んだ人々が優雅に街を闊歩します。

訪ねたのが平日だったせいか、コスプレしているのは殆ど中高年の方々で、同じ世代のウカジ的には元気をもらえる感じがして嬉しかったです♪


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▲たぶん3月うさぎのコスプレだと思われます (;^_^A

ところで・・
Llandrindodはヴィクトリア時代からエドワード時代にかけてスパリゾートとして大変栄えた街で、街にはその当時に建てられたショップやホテル、当時のお金持ちたちがスパリゾートに滞在する為の別荘として建てたお家が沢山残っており、街に一歩足を踏み入れるとまるでタイムスリップしたような気分になれるので、ヴィクトリア時代の華やかで優雅なイギリスが好きな方はぜひ♡
(日本でも大人気の英国ドラマ「ダウントンアビー」LOVEな方にもお勧めです♪)


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▲こんな感じのホテルが街のあちこちに建っています。

もっとヴィクトリアン・フェスティバルの写真をご覧になりたい方は・・
https://goo.gl/photos/RRvh46nCUs4syDwe7

他の観光地やアフタヌーンティーの写真をご覧になりたい方は・・
http://victoriancat.net/photoalbum.html


お気に入りのお出かけスポットや観光地

ヴィクトリア時代に作られたスパに行ってきました♪

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▲ヴィクトリア時代らしいモザイクの床が美しいポンプルーム。

ヴィクトリア時代らしい美しいモザイクの床に靴底が着いた時、アンティークを手にした時とよく似た感じ~彼らの今までの人生(モノ生?)の感情が一気に流れ込んでくるような・・というか、何か胸の奥がキュッとして切ない気分になりました。


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▲看板にはコーヒーハウス&ティールームの文字が・・。

お仕事のパートナーで友人のスティーブがヴィクトリア時代のスパリゾートの街に2つ目のお家を買ったお話は以前書きましたが(http://victoriancat.net/notebook/note_20170522.html)、街には当時スパに来たお客さん達が利用したホテルや別荘等の建物は沢山残っているのにスパ自体が見当たりませんでした。

スティーブと街の図書館に行った帰り、お茶の時間をこよなく愛するスティーブがティールームの看板を発見!
ふと上を見ると大きく「スパ」の文字が入ったゲートが・・


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▲上の写真は1900年頃のもので人で溢れています。下は現在の姿で奥の白い建物がポンプルーム。

公園というよりは森の中のような小道をどんどん進んでいくと、森(?)の奥にヴィクトリアンな建物が突然現れました。
建物の前でお掃除をしていた男性に声をかけたところ、1867年に建てられたというポンプルーム(湧水を飲める場所)を見せてもらえることに・・

ポンプルームにはパブのようなカウンターがあり、上には水を注ぐ為のバーが3本。
(水を注ぐバーは)1980年代までは使われていたそうですが、今後ここで湧き水が提供されることはおそらく無いと思います・・。

そんなことをぼんやりと考えていたら、誰もいないはずの部屋から一瞬、ジェントルマンの靴音とレディたちの笑声が聞こえたような気がしました。


もっとスパリゾートの写真をご覧になりたい方は・・
https://goo.gl/photos/F9JyDUe67fWXFFWz6

他の観光地やアフタヌーンティーの写真をご覧になりたい方は・・
http://victoriancat.net/photoalbum.html


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▲上も下も同じ場所を撮ったものです。上の写真は1910年頃でしょうか。

湧水について・・

1980年代までポンプルームで湧水をいただくことができましたが、現在は保険の問題から販売されていません。
また元々は3種類あった湧水も最後の頃には(1980年代)「Chalybeate」という名前で呼ばれていた1種類のみのとなり、現在もこの湧水だけはポンプルームから少し離れた場所で自然に湧いたものをいただくことができます。

1897年に発行されたガイドブックには、Chalybeateは貧血に効くと書かれてあったようです。
そこで貧血気味の私も試してみることに・・。
気になるお味の方は、水に鉄釘と塩を少々入れて一晩おいたような・・と申しましょうか、早い話が激マズです(笑)。


服用方法(1897年のガイドブックから)

朝食前にグラス2~6杯のみ、飲んだ後に運動をする。
午後になる前に更にグラス2~6杯飲み、飲んだ後は運動をする。

注意点
遅い時間に飲んではいけない。
汲み置いた水は飲んではいけない。


名称:Rock Park Centre,
住所:Rock Park, Llandrindod Wells, Powys, LD1 6AE


英国暮らしのアレコレ

イギリスの不動産(スティーブのお家探し③)

とうとう!ですぅ~
お仕事のパートナーで友人のスティーブがお家を買いました。

物件を探し始めて早3年。
とうとう念願の(悲願の?)お引越しが始まるのですね(しみじみ・・)。

ところで・・
彼がなぜ持ち家があるにもかかわらず今回お家を購入することにしたのかというと、今のお家が大量の古書やアンティークの食器で一杯になってしまい、荷物(か自分)を移動する必要性が生じた為(笑)。


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▲ダイニングルームに良さそうな部屋にサイドボードとテーブルを運び入れました。

物件は3階建てのヴィクトリアンハウスで、1階にはダイニングキッチンとリビングルーム+2部屋とトイレ・洗濯ルーム、2階に4部屋とバスルームが2つ、3階は2部屋とバスルーム(日本式に言うと8LDK)と充分な広さがあるので、ストレスなくお荷物の搬入が可能だと思います。


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▲日当たりの良い2階の部屋。ここがリビングルームになりそうです。

お引越しのお手伝いに行った時に何気なく見ると、1階の真ん中の日当たりのあまり良くない部屋がすでに物置になっていました。

ちなみもう一つのお家は築250年くらいファームハウスで、今回購入したお家に負けないくらい大きいのですが、部屋のほとんどが物置で開かずの間状態という・・。
その内いくつかは本人でさえ何十年も開けたことのない、正真正銘の開かずの間です。

そういえばファームハウスに2つあるキッチンの1つは”モノが一杯で危ないから”というよくわからない理由で、ドアを釘で打ち付けて開かなくしてあったりします。

今現在、新しいお家の物置はこの部屋を含めて2つ。
まだ開かずの間にはなっていませんが、今後を見守りたいと思います(笑)。


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▲物置部屋。

さてさて・・
彼が何を最初に移動するのかと興味シンシンで様子を窺っていたところ、一番最初に移動をしたのは古書でもアンティークの食器でも勿論自分自身でもなく・・・


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▲カーテン選びに余念のないスティーブ。

なんと”アンティークのカーテン”でした。
どうやらスティーブ的には、お家にはまずカーテン・・らしいです (;^_^A

店長宅の インテリア

ヴィクトリア時代の食器戸棚を修理しちゃいました~

オ~ マイ スウィ~ト ハニィィ~
あぁ、やっと理想のカノジョに出会えました。

お引越しをして以来ずーーーっと、食品の収納に使えるヴィクトリア時代のキッチンドレッサー(ベース)を探していたのですが、なかなか出会えず早1年。
とうとう捜し求めていた理想のカタチ(一般的な扉+棚タイプではなく、引き出しがいっぱいあるタイプ)をとあるオークションハウスで発見っ!

・・が、

喜んだのも束の間、理想のカノジョには少しばかりモンダイが・・。
でもでも1年も探し続けたことを思えばそんなこと・・、いや、ここまで待ったのだから、この際もう少し探して・・・。
オークションまでの数日間、ココロは揺れに揺れました(笑)。 

そのモンダイとは・・
元々はヴィクトリア時代のキッチンドレッサーらしいナチュラルカラー&ワックス仕上げだった(ハズの)カノジョですが、どこかのタイミングでペンキで白く塗られてしまったようです。
そしてまたどこかのタイミングで、今度はペンキ仕上げを好まない持ち主だったのでしょうか、ペンキを溶かして落とす薬剤の入ったタンクにドポ~ンと浸けられてしまったらしく、こんなみすぼらしい姿になってしまいました(シクシク・・)。

※表面にうっすらと残った白いペンキ、そして内部の隙間や歪み、また引き出しのグラツキ等からカノジョの身に起こったことを推測しました。
イギリスには薬剤の入ったタンクを使ってペンキを溶かして落とす専門の業者がいます(今は大分数が減ってしまったようですが・・)。

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オークション会場で新しいダーリンを待つキッチンドレッサー。

当時の持ち主さんの思惑通り、キレイにペンキだけが落ちれてくれればモンダイはなかったのですが、溶け落ちて欲しいペンキはビミョーに残り、溶けてはいけない接着剤が溶けてしまうだなんて人生(物生?)はなんて皮肉なのでしょう・・。
でもそのおかげで、ずいぶんお安い結納金(落札価格で)我が家に来ていただけることになりました(笑)。

さてさて・・
おおよその修理が終わったので、手持ちのキッチンドレッサートップを乗せてみました。
(ベースに比べてトップが小さめですが、まぁ、今のところはヨシとします♪)
引き出しの縁飾り等の欠けている部品の製作はまだなものの、とりあえず使える状態になったので家中のあちこちに分散して収納してあった食品イロイロをお色直しの済んだキッチンドレッサーに大移動!

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食品収納庫は本来ならばキッチンに設置するべきなのでしょうが、我が家のキッチンにはアーガちゃん※がいる為いつでも室温が25度ほどあり、食品の保存には全く適していおりません☆
そんなわけでキッチンドレッサーは我が家でもっとも寒い井戸のあるお部屋(我が家はなぜか家の中に井戸があります)に置くことに・・。
(絨毯が敷き詰められてぬくぬくの室内とは違い、井戸のあるお部屋の床は石で冷たくて・・、何だかちょっと日本の土間のような感じで、私はジャガイモや玉ねぎ、ニンニク等の涼しい場所を好む野菜の保存に使っています。)

井戸のお部屋でキャリー用の藤カゴに裸のままのジャガイモや玉ねぎ、カレールー、福神漬けの瓶詰めを入れながらふと、お肉や野菜のパック包装もレジ袋もなかった子供時代を思い出しました。
あの頃の主婦は小さな藤カゴを腕にぶら下げ、がま口を片手に毎日お買い物に出かけたものです(遠い目・・)。

あ、今夜はカレーです



※アーガオーブン
重さが1トンくらいあるキャスターアイロン製のオーブンで、ロースト料理や煮込み料理等のオーブン料理を美味しく作れます。
ただ常にON状態の為(完全にスイッチを切ってしまうと、使えるまでに丸1日かかるのです~)お部屋が常夏に・・。



修理の開始です(キリリッ!)

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外れている部品を元の位置に戻していきます。

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前のオーナーさん、これは酷すぎ!です~。
せっかくの美人さんが台無しですぅ・・。

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テープをはがしたらバラバラになってしまいました☆

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引き出しが奥まで遺憾行かないようにストッパーを付けます。

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背板のギャップを木で埋めます。

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全てのギャップを塞ぎました~。

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小さなギャップはフィラーを使います。

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中に2種類の練り物が入っているので、同量づつ混ぜて使います。
でもこのフィラーは出来がイマイチで、伸びが悪いです・・。

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向かって右半分がヤスリをかけ終わったところ。
普通はヤスリ等かけずに上からワックスを塗るだけでいいのですが、(ペンキを溶かす薬剤に浸けたにもかかわらず)ペンキ(の成分)が残ってしまったせいでワックスが乗らず、やむなくヤスリをかけることに・・。
でもすっかりキレイにヤスリをかけてしまうとアンティークらしさが失われてしまうので(新品のような仕上がりになってしまうので)、そこはビミョーなさじ加減で・・

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ヤスリが終わり、ワックス(色付き)をかけ終わったところ。

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ワックスがけに使った布は、そのままワックスの缶の中に戻して次回そのまま使います。


ちょっぴりディープなイギリスの話

イギリス料理はまずい?~ミセスビートンのお料理ブック~

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MRS.BEETONS EVERYDAY COOKERY AND HOUSEーKEEPING BOOKより

んー・・、美味しそうですぅ~ にかー!

上の写真はビクトリア時代のカリスマ主婦、ミセスビートンのお料理ブックの中の1ページ。
このお料理ブックを見る限り、ヴィクトリア時代のお料理はとても美味しそうです。
思わずヨダレが・・(笑)。


さてさて・・
一般的にイギリス料理はまずい!と言われていますが、一体いつからそんなコトになってしまったのでしょう?
最近のコト?

いえいえ・・
実は「不味いイギリス料理」、アンティーク並みの長~い歴史を持っているのでございますデス。


今から130年前の1878年、イギリス第2の都市マンチェスターでとある会議が開催されました。
なんと!
イギリス女性の料理下手・・を憂いた時の有識者たちが「家政学会議」なるものを開いたのです。
単に「家事」と呼ばれていたイロイロがこの会議で「家政学」という立派な名称を与えられ、料理・掃除・裁縫などを学校で教えることが(この会議で)承認されました。
この決定を受け、翌年から小学校で料理と清掃のコースが始まったそうなのですが・・。
現代のイギリス料理事情から察するに、もしかしてあまり効果がなかったかもです・・


マダムビートンが提案するヴィクトリア時代のお料理の数々。
本当にまずいのかハタマタ美味しいか、どなたか勇気のある方、試されてみませんか~?



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◆ミセス ビートンのお料理ブック ~1880年~


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カラーイラストが素敵です。


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メニュー例。


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